空間の演出にスキップフロアを活用しませんか?
狭小住宅の場合、限られた空間を広く感じられるような工夫が必要です。その実現のためにはいくつかの方法がありますが、その中でもおすすめなのがスキップフロア。こちらでは、スキップフロアの施工事例やメリット・デメリットなどをご紹介します。
スキップフロアとは
床が平坦ではなく、部分的に段差があるのがスキップフロアです。床の段差は30cm程度から階の半分の高さの1.5m程度とさまざま。狭小住宅の場合、とくに視覚的な広さ効果があり、うまく活用すれば家の快適さがグンとアップします。
スキップフロアはこんな方におすすめ
- 段差が気にならない方
- 段差を楽しみたい方
- 空間の変化を楽しみたい方
- ワンルームの空間の雰囲気が好きな方
- 開放的な内部空間がお好み
スキップフロアの間取り例
2Fリビング:沼津の家
- スタディ部分とリビングの間に30cmの段差を設け、空間を分けています。段差に腰掛けることもでき、縁側や椅子のような使い方もできます。
前室と主寝室:中野の家
- 手前のタイル床の部分が前室で、その奥に1.3m下がった半地下の主寝室をつくりました。半地下になっている分、奥の寝室では天井までの高さが3.4mとなり開放感が味わえます。
段差をつなぐ階段:中野の家
- 左が主寝室で、右が前室です。スキップフロアの下は収納となっています。この収納部分をつくれるのがスキップフロアのメリットのひとつです。
リビングからダイニングキッチンと書斎を望む:大岡山の家
- 建物の東西で半階ずつずらして建てた大規模なスキップフロアハウスです。半階ずれた空間の様子もわかるので、家族の動きを把握できます。
スキップフロアをつなぐ階段:大岡山の家
- 住宅の中心に位置する階段は、よく使う場所なので使い勝手が重要です。家の雰囲気を左右するので、しっかりしたデザインにすることが大切になります。
書斎から子供部屋とリビングを望む:大岡山の家
- 互い違いになっている上下の階を見渡せるのがスキップフロアの特徴です。空間の広がりがあり、将来は扉を取り付けて個室にすることも可能です。
リビングの段差:桜新町の家
- リビングの真ん中に30cmの段差があり、手前はソファコーナー、奥はごろ寝空間です。
ダイニングキッチンから子供部屋とリビングを望む:桜新町の家
- 下の子供部屋と上のリビングの両方を見ることができるダイニングキッチンです。お子様も旦那様の様子もわかるようにと奥様が検討されていた妙案です。
フロアをつなぐ階段側面:桜新町の家
- フロアを結ぶ階段は蹴込板がなく各空間が見渡せるデザインです。床と同色の踏板(踏面)です。
LDKの段差:国分寺の家
- 手前がダイニングキッチンで30cm上がった奥がリビングスペースです。ダイニングテーブルに座ったときの目線と、リビングの床に座ったときの目線の高さが同じになります。
スキップフロアのメリット・デメリット
- 家を広く見せることが可能です
- 壁や扉がいらないので空間を有効に使えます
- 風通しや日当たりがよくなります
- 天井を高くできます
- 階がずれていても家族の気配を感じることが
できます
- 建築コストが高めになります
- 施工業者が限られます
- 大きなワンルームのような構造なので
光熱費がかかります - 壁が少ないので各室間の遮音性が低くなります
- バリアフリーとは逆行しています
空間を立体的にフル活用するスキップフロア住宅に興味が湧きましたか?それでしたら、サオビにご相談ください。多くの施工を経て、たくさんのノウハウを蓄えています。まずは、スキップフロアをわかりやすくご説明するための3次元の模型やムービーをご覧いただくこともできます。あなたの個性や家族構成に合わせて設計させていただきます。